第十四章 年明けて…

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年が明け、 数ヶ月ぶりに会った親父が、 「初詣に行くぞ!!」…なんて言い出し、 ついて行く事になった俺は親父に勧められた袴を着ていた。 「……何もここまで着飾る事はない気がする。」 「はっはっは、 なかなか似合ってるじゃねぇか!!」 「格好いいよお兄ちゃん!!」 「そ、そうか? ありがとな蜜柑。」 「さぁさぁ、 お前の嫁さん達を待たせては駄目だぞ?」 「ばっ!?/// 俺と会長達はそんなんじゃ///」 「ほらほら、 さっさと行くぞ!!」 「お兄ちゃん!! 早く早く~!!」 親父と蜜柑が数メートル離れた所から俺に手を振ってくる。 「あ、 待てって親父!!蜜柑!! これ…動きづらいんだからな!!」 俺は親父達にそう言いながら、 2人の方へ歩いていった。    
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