第十四章 年明けて…

3/10
8727人が本棚に入れています
本棚に追加
/419ページ
家を出て10分。 俺達は桜野神社へ来ていた。 桜野神社にはとにかく人が多かった。 「やっぱり… 親父、だからこの格好は嫌だったんだよ。 めっちゃ見られてるじゃねぇか…」 「はっはっは。 お前の嫁さん達との待ち合わせがここなんだから、 少しは格好つけた方がいいって。」 「だからってこの格好は」 「おーい!! 富士宮~!!」 親父と言い合っていると、 浴衣を着た会長達がやって来た。 「はぁ…はぁ…ごめん、 待った?」 「い、いえ。 俺達も今来たとこですから。 それにしても…浴衣、 似合ってますよ。」 「!!// そ、そう? ありがとう…」 「うふふ… 富士宮君の為に選んできたかいがあったわね未来ちゃん。」 「ちょ、ちょっと紅葉!?/// それは言わないでって言ったでしょ!!」 「あー… 会長さん、 もうそろそろ行こうぜ?」 「……(コクッ)」 会長が顔を赤らめて紅葉さんに言って、 それを見かねたように楓さんと玲香さんが会長に促した。 「そ、そうね… さぁ、 行きましょう!!」 会長が先に神社に入り、、 俺達はそれについて行く形で神社に入った。    
/419ページ

最初のコメントを投稿しよう!