第十四章 年明けて…

4/10

8727人が本棚に入れています
本棚に追加
/419ページ
「わぁ… 誰だろあの人?」 「わからないけど…格好いい///」 「どこのモデルかな?」 「やばっ…興奮して来たかも…」 「ウホッ、いい男!!」 「………」 神社内に入ると、 周りの人が凄い俺を見て噂をし始めた。 …最後の奴はかなり危険だな。 「…なぁ親父、 やっぱり私服に着替えてぇよ。」 「はっはっは!! まぁ、見向きもされないよりましだろ。」 「そりゃそうだけど… 今時こんな格好するのは、 芸能人が結婚する時位だろ。」 俺がそう言った時、 会長達が一斉に顔を赤らめ始めた。 「おいおい、 彼女達がいる前でそんな大胆発言を言うか?(ニヤニヤ)」 「は? 大胆発言って何の事?」 俺が親父に聞いた時、 会長達が明らかに落ち込んだ気がした。 「………おいおい、 鈍感にもほどがあるだろうに。」 「?」 「まぁいいや。 それより、ほら。 ここに来たんだからあれやろうぜ。」 そう言って親父が指さした先には、 『絶対当たる!! 一年最初の運試し』…と書かれた看板があった。    
/419ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8727人が本棚に入れています
本棚に追加