第十四章 年明けて…

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「……なぁ親父。 あのいかにも胡散臭い感じの所はなんなんだ?」 「知らないのかよ。 あれは、 おみくじ引ける場所だよ。 しかも、 嘘って疑われる位に当たるんだ。」 「へぇ…」 「さ、行くぞ。 あー星空さん達、 こっちに行きますよ。」 親父が会長達を案内し、 なんとか人混みの中おみくじ会場へたどり着いた。 「いらっしゃいませ。」 「ここのおみくじ、 えっと…八人分で。」 「かしこまりました。 先におみくじの代金、 2400円頂きます。」 「(高っ!? 何故にそんなに高いんだよ!?」 「分かったよ…はい。」 「確かに頂きました。 では、 一回ずつ引いて下さいませ。」 「よぅし… じゃあまずは俺から…」 そう言って親父はおみくじを引き始めた。 そうして一回ずつ引いて行き、 俺の番も終わり紙を貰った。    
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