いつも通りの日常

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「……吾!!圭吾!!」 「うーん……あれ?もう入学式終わったの?」 俺は飛鳥に肩をつつかれて目を覚ました。 入学式は終わったらしく、生徒達が体育館から出て行っている。 「ったく…入学式に寝るほどあんたは無神経なの?」 「俺が悪いんじゃない。話が長い校長が悪いんだ。」 「言い訳しないの。 素直に認めなさい。」 「はいはい……あ、そういえばさっきリアルな夢をみたんだよ。」 「なによそれ。 夢なんかいくらでもみれるもんでしょ。」 「それがな、飛鳥が俺に告白してくる夢だったんだよ。」 「な!?」 「なんだか妙に夢って感じがしなかったし、 何だったんだろうな?」 「わ、私に聞かれても知らないわよ……… べ、別にあんたの事を好きになんかなってないんだからね!?」 「俺の事を好きかとは聞いてないぞ?」 「う、うるさい! とにかく早く教室に戻るわよ!!」 飛鳥は顔を赤くして体育館を飛び出した。 「………俺何か怒らせるようなこと言ったかな?」 俺は不思議に思いながらも体育館を後にした。    
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