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「は、春人君そんなに見られてると恥ずかしいよ~」
なにを顔を赤くしてやがるこの女…
「誰がお前みたいなゴリ顔見るかよ馬鹿!」
「ひどい!成美さんに言ってあげるから!」
おいおい、待てよハニーそんなことされたら君の大好きな春人君は今度こそこんにちは天国だぜ?
「誠に申し訳ございませんでした。」
「一度の謝罪で許すなんて良妻だね~」
黙れ馬鹿女!とは言えない。昔男尊女卑と言っていた自分が懐かしく思える。
「もうすぐ九時になるし帰るぞ?」
「まだ九時だよ?」
「馬鹿、親に悪いだろうが。心配する。」
そうかな~。春人君はいつも私ん家まで九時に着くように送ってくれる。
けど私はもっといたいのにな…
「行くぞ?」
家を出ると両脇に灯りがついている。これを見ると、あぁ、帰るんだなと再度思う。
春人君といるとあっという間に家だ。
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