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春夏秋冬、冬も終わり暖かい時期になってきた。そして鬼のような進級テストもなんとか受かって能天気になるもの…。だってさ~めちゃめちゃ疲れたよ?
「春人君~、明日のお昼にご飯食べに行かない?」そう言って俺の横に座る美奈。
「馬鹿なことを…」
「なんで~?馬鹿じゃないのに~」軽く俺の肩にもたれかかる。
「なにを馬鹿なことを言っているんだか…ってことってことだよ!」
「えへへ~春人君の匂いがするよ~」
「人の話を聞け!」
「うん、いいよ。なになに?ご飯は春人君が好きな親子丼プラス蕎麦プラス牛丼プラス~…「ちょっと待て!昼飯には行かない!」なんでそんなに食べれるの!?
「え~行かないの~?」
「だって春は俺の季節だぜ?」
「うん、春人君!春人君の季節だし。春はお腹空くもんね~」最後はいつもだろうが…。毎日毎日、暴飲暴食にも関わらずそのスタイルはどうよ…。
「そんなに見ないでよ~。照れちゃうよ~。」そういいながら俺に肩をぶつける。
「行かないからな。せっかく春を勝ち取ったんだからグータラに生きてやるんだ。」美奈はもう…、とため息を吐いて俺の膝に頭を置いて寝転がった。
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