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ある寒い寒い国に、一人の男の子がいました。 ボロボロのマフラーと帽子を着けた男の子。 住む家もなく、友達や家族もいません。 生まれた時から一人ぼっちだったのです。 男の子はある日、思いました。 「この世界に、僕と友達になってくれる人はいるのかな」 男の子は当てもなく歩き始めました。 手がかじかみ、歯ががちがちと鳴ります。
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