誕生日

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氷也が部屋から出た後、俺はいつもの服に着替えて、高杉コンツェルの会議室まで向かった。 俺の住む社員寮は高杉コンツェル本社とそう距離は遠くはない。 だからあっさりと本社に到着した。 高杉コンツェル入り、直ぐエレベーターに乗って会議室のある階のボタンを押した。 しっかし何だ…?呼び出しなんて… 上へと上がるエレベーターの中で疑問を考える。 カワナ村での1件でしばらくは休みなはずだ。 まぁ、休みでも会社には来る予定だったから別にいいんだけど…、…千尋が呼び出したって言うのが怖い。 あ。トレーニングルームの壁に穴空けたのがバレたとか? でも前から壁はボロボロでいつ壊れてもおかしくなかったし…。 いやでも氷也は説教じゃないって言ってたし…。 ん~…わからねぇ。 なんて事を考えていると、エレベーターが目的の階に止まった。
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