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「氷也…。
何でもねぇよ、気にすんな!」
ニッと笑って氷也に言った。
「そうかい?じゃあいいけど…」
そう氷也は言ったけど、心配そうな表情で俺を見ていた。
「で、何だよ?
お前がお起こしに来るなんて珍しいな」
無理矢理に話を変えると、氷也は何か思い出した様な顔になった。
「あぁ、千尋さんに頼まれたんだよ。
焔児を会議室まで連れて来てくれってね」
「千尋が?
……俺何かしたかな?
最近は何も壊して無いし…」
「…君は千尋さんに呼ばれる=(イコール)お説教ってしか思い付かないのかい?」
呆れ口調で氷也は言った。
「違うのか?」
「あんまり詳しくは言えないけど、一つ言えるのはお説教では無いよ。
まぁ来ればわかるから」
そう言って氷也は出ていった。
「何だ?氷也の奴」
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