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「わたし、千秋先輩のことが好きなんです!」彼女が、そう告白してきた時は、驚いた。
千秋にとって、美里は中学の時からの後輩だった。
まさか、そんな気持ちを抱いてるなんて、思いもしなかった。
美里は、熱心に千秋の肌にキスをしてくる。
彼女の柔らかい小さな唇が押し当てられる感触や、温かい舌にペロペロと舐められる感触も嫌いではなかった。
あと小さな掌による愛撫の感触も…。
「先輩……。どうですか?」
かすかに息を乱して美里が訪ねてきた。
「うん。とってもいいわ」
「ふふっ」
美里は笑ってまた愛撫を再開した。
「今度は、美里が横になって」
「……えっ?」
美里は、顔を上げてキョトンとした。
「今度は、わたしが可愛がってあげる」
「……はい」
千秋は美里の体の上に覆いかぶさる格好になる。
美里が恥ずかしそうに顔を横にした。
美里の顔は真っ赤に染まっていた。
「どうしたの?美里」
「だって……される側って、なんだか恥ずかしいです。」
「ふふっ。かわいい子」と千秋は微笑んだ。
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