始まり

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ん? 何かを忘れてるような…… ……あっ 桃「ねぇ由梨華。由梨華が受けた事務所ってどこにあるの?」 由「東京😃」 桃「だよね。」 由「何で?」 桃「受かったってことは事務所に毎日顔を出さないといけないでしょ?」 由「うん。」 桃「私たちが住んでいるのは?」 由「新潟。」 桃「どうやって行くの?」 由「…… あっ。」 桃「やっぱり考えてなかったのね😅」 父「でも雑誌には"ご希望なら住宅はこちらが用意いたします"って書いてあるぞ。」 兄「どんだけ待遇いいんだよ。」 母「家の心配はしなくて大丈夫として、やっぱり未成年者を一人暮らしさせるのはちょっとね(由梨華だし)。」 父「確かにな(由梨華だからな…)でも家族で引っ越すわけにも行かないしな。」 そう、うちは全員では引っ越せないんです 父は警察官、母は介護士、兄は大学院の研究が忙しい けれど由梨華を一人暮らしさせられない理由は未成年だからってだけじゃないんです 実は、由梨華は家事が全くと言っていいほど出来ないんです   と、なると…… 桃「私しかいないんだよね~。 いいよ別に私が行っても。 由梨華一人じゃ絶対生活できないだろうから。」 母「ゴメンね。仕送りはちゃんとするから。」 桃「わかった。こうゆうのは早めにした方が良いからもう荷造りしちゃうね、ほら由梨華も行くよ。」 由「はーい。」  こうして早速荷造りをして由梨華の学校の手続きと住居の確認、事務所への挨拶(なんか私もジロジロ見られた)をして今日を迎え引っ越しをしたというワケです
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