邂逅

2/2
前へ
/8ページ
次へ
俺は出会った 俺の時を止めてくれる人を 彼女は言う 「止まり続けるのは危険」 と 何故? と俺は聞く 彼女は 「過去に囚われて良いことは無い」 と言う なるほど と俺は思う 過去ばかりを俺は見ていたのか 過去だけ見ていたから進みたくなかったのか 彼女は言う 「私と一緒に進まない?」 と 口調は優しく だが、眼差しは寂しそうだった 俺は思う 彼女も俺と同じだったのだ 俺も彼女と同じだったのだ 俺は答える 「よろしく」 と
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加