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俺は出会った
俺の時を止めてくれる人を
彼女は言う
「止まり続けるのは危険」
と
何故?
と俺は聞く
彼女は
「過去に囚われて良いことは無い」
と言う
なるほど
と俺は思う
過去ばかりを俺は見ていたのか
過去だけ見ていたから進みたくなかったのか
彼女は言う
「私と一緒に進まない?」
と
口調は優しく
だが、眼差しは寂しそうだった
俺は思う
彼女も俺と同じだったのだ
俺も彼女と同じだったのだ
俺は答える
「よろしく」
と
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