第一部「プロローグ」

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最高の人生。 面白い人生。 自分が主人公のような人生。 こんなものあれば、 最悪の人生。 つまらない人生。 自分が脇役のような人生もある。 俺は多分後者だ。 つまらない人生という人はよくいるだろう。そう思っていると楽しい人生を送っている奴を憎むようになってしまう。 俺はまだなっていない。 だが、俺はこんなつまらない人生を変える大きな出来事が起きた。 それはもうこの場所にいられなくなるほど奇怪で残酷で罪悪感が残るような、大事件が…。 それでも俺はこの場所にいる。 それでも俺は生きている。 それでも───
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