第一部「プロローグ」

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もちろん、俺だって最初は死のうとした。 それほど辛く、悲しい出来事。 つまらない人生を送っていると言ったが、それでも新しいゲームが出たり、好きなアーティストの新曲が出たりするとはしゃいだりする。友達といるときも時間を忘れ、楽しく過ごす。学生としてはこれでもう幸せな部類に入るだろう。 だが、俺は悔やんだ。 友に相談出来ない。 俺は泣いた。 親にも相談出来ない。 俺は死のうとした。 それでも相談出来ない。 だけど、これは語られなければいけない。 これは俺にとって辛く悲しいが、語られなければいけない。 この嘘であってほしかった物語は…。 ───
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