あつい事情*早苗ちゃんの場合

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勉強に集中出来なくなり、私は参考書を閉じた。 「そろそろ帰ろうか。」 「そうだね。」 外はまだ暑く、芯まで冷えた身体には心地好かった。 「いつもありがとう。」 「うん。」 私が言うと、啓二がにこっと笑った。 手は繋がれないまま…。
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