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風が走り去り、水は餡蜜とみたらし団子を作りに行き。
土方は寝間着からきちんとした服装に着替え、広間に向かった。
風は原田達の部屋に向かうべく走っていると、前方から風の大好きな【山南敬介】が居たのでおもいっきり抱きついた。
山南「おっと、危ないよ風」
山南はよろめきながらも風を抱き止めた。
風「山南さん、おはよ」
風は無表情だが微かに口元が緩んでいた。
山南はそれに答えるかのようにギュッと抱きしめ微笑み「おはようございます」と答えてくれた。
風は嬉しそうにしながら
風「今日ね、水が餡蜜とみたらし団子作ってくれるの……。それでね山南さんも一緒に食べよと思ったの」
無表情ながらもふんやりと山南に伝えた。
山南「はい。では後でお呼ばれしますね。
でもね、風いいかい?おやつばかりではなくご飯もきちんと食べようね」
山南は優しげに風に注意すると風は罰が悪そうな顔で項垂れ「はぁい」と返事を返し山南を見た。
山南は「良い子だね。今日は非番だろう?
佐之助達の所で遊ぶのかい?」
風「うん。三人と遊ぶ。その後一番組の稽古に混ざる」
山南「そうかい。怪我のないようにね」
そう言って風の頭を優しく撫で笑顔で送り出す。
風はいつもより元気よく返事をし、原田達の部屋に向かって走り出した。
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