∽第22章∽

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「・・・やっぱり、あたし達だけでカタをつけたい」 「・・・」 「リュウガの申し出には感謝してる」 「・・・」 「ただ、あたし達だけでカタをつけないと、これから先後悔すると思う。結局は青龍がいたからって」 「・・・何があっても、か?」 「・・・うん」 「・・・だったら」 「・・・」 「だったら、闇麒の下っ端は鳳凰と青龍で協力してやろう、闇麒の幹部と総長はスズと鳳凰幹部に任せる。それでどうだ」 「・・・全部鳳凰はダメ?」 「・・・あぁ」 「なぜ」 「・・・俺にとっても、スズが大事だからだ」 「スズに何かあってからじゃ遅いし、協力しないという選択肢は俺にはねえ」 そう言って、リュウガはあたしを力強く抱きしめた 「俺にも、スズを守らせろ」 「・・・分かった」 その様子を優しい眼差しでハルとサクヤは見つめていた
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