∽第1章∽

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「スズさんだね?」 そう言って向かいのソファに腰掛けた 「私はここの理事長をしているセイフウ ソウイチロウだ、よろしくね」 そう言って深々と頭を下げてきた 「ヤブキ スズです、よろしくお願いします」 あたしも頭を下げて自己紹介をした 「よろしい、自分の名前も名乗らんような子が来たらどうしようかと思っておったがいらぬ心配だったようじゃ」 そう言って理事長は顔をしわくちゃにして笑った
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