∽第6章∽

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グイッ リュウガの横を通り過ぎた次の瞬間 あたしは腕を掴まれ またリュウガに向き直る羽目になった 「何?」 掴まれた腕を見て 思わず眉間に皺を寄せた 「お前…“族潰し”はどうすんだよ」 「え?」 「え?じゃねぇよ…“族潰し”してんだろ?そっちはどうすんだ」 その質問は予想してなくて 答えに詰まった 今まさに悩んでいることだったからかもしれない 安易にここで言えないことだからかもしれない とにかくすぐには答えられなかった
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