∽第6章∽

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「あんたにそれ関係あるの?」 答えられなくてまた質問し返す 「ある…敵なのか味方なのか把握したいしな」 「味方?」 「あぁ」 敵は分かるけど 味方はよく分からない “族”にしろ“族潰し”にしろ 敵ではないのだろうか… そう疑問に思っているのが分かったのかリュウガはフッと微笑み口を開いた 「“族潰し”は俺のチームを狙って潰される可能性があるだろ? だから“族潰し”は敵… “族”は潰し合いの争いはあるかもしんねぇけど争わねぇことだって出来るから敵とは思わねぇ」 争いの時は真剣に向かうけどな と付け足してリュウガは言った 「で?どうなんだよ…敵になんのか?味方になんのか?」 再び問いかけられた質問に あたしはなぜか微笑み返し 口を開いた 「今は味方かな…敵は休戦」
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