∽第6章∽

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「ちょっ」 気づいた時には 背中に腕を回され抱きしめられていた その力は強く あたしの鼓動を早くする 思わずリュウガの胸に手を当て 離れようと抵抗したけど さすがに力では無理だった 「離せ」 低い声で威嚇しても 全然効果なし それどころか さらに力が込められる 「リュウガ!!離して!!」 必死にそう言うと 今度はすんなりと力を弱めてくれた けれどまだあたしを腕の中に閉じ込めていて 近い距離に思わず心臓が大きな音を立てる
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