∽第1章∽

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「………え……スズ?」 向こうもあたしに気付くと 目を見開いてあたしの名前を呟いた 「………サクヤ」 あたしがそう言ったのを聞いて 理事長は一瞬だけ驚いた顔をしたがすぐに笑顔になった 「知り合いかい?」 そうあたしに問いかけてきた 「ええ、まぁ」 答えたのはサクヤ いまだに驚いた顔を貼り付けたままあたしをじっと見ている 「なら大丈夫でしょう ナカタニくん後は頼みましたよ?」 理事長はサクヤに頼むと 立ち上がってデスクに戻っていった
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