∽第1章∽

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「そういえば」 2年の教室が並ぶ廊下にさしかかり歩いているとサクヤが思い出したように口を開いた 「あと3人いるぞ」 「はぁ……誰?」 3人もか…と思いつつ ため息を吐きながら問いかけた 「レンとハルとタツヤ……レンとハルは同じクラスだ」 タツヤは3年 とサクヤは付け加えた 「……そう」 半ば諦めるように返事をした 「あいつらも必死に捜してたぞ」 そう呟いたサクヤの顔を見ると 今にも崩れそうな表情をしていた
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