∽第20章∽

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「レン」 「言えよ」 あたしがまたレンを呼べば レンは先を促してくる 「あー…言う前に」 でもレンは一瞬躊躇ったような表情を浮かべるとスッと立ち上がりあたしに近づいてきた そしてあたしの目の前に立つと 穏やかな、けれど愛しいものを見るような目をあたしに向けた 「もう一度スズに伝えたい」
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