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「俺はスズが好きだ…ずっと好きだった
立場は分かってるつもりだった
分かってたけど、気づいた時にはどうしようもないくらいになってて…
こんなんじゃダメだと思ってたけど
スズから離れんのは立場的にも気持ち的にも無理だし…
そのままズルズルして
スズが消えた時焦りはあったけど
もしかしたらこのままスズへの気持ちが薄れてくれるんじゃねえかって思ったりもした
…でもまたスズが戻ってきてくれて
俺の気持ちは薄れているどころか
強くなっていただけで…
そんな時にアイツが現れて簡単にスズを奪ってって…
イラついたけど何より自分の不甲斐なさにムカついた」
いつもより饒舌になったレンは
必死に気持ちを告げてくれた
「好きだった時間は俺の方が長かったのに…ただ伝えるのが遅かっただけなのにって後悔した…女々しいだろ」
そう言ってレンは自嘲気味に笑った
「…後悔したのにまだ諦められねぇんだよな」
その顔から笑みを消すと
その熱い視線をあたしにぶつける
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