∽第20章∽
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「スズ…変に考えるな」 あたしが自己嫌悪に陥っていると レンは宥めるようにあたしへ告げる 「スズへの気持ちは俺にとって嬉しいことだ」 「え…」 「スズを好きになってよかったと思ってる」 「…」 「だからちゃんとスズの言葉で俺に伝えてほしい」 「…ん、分かった」 あたしはあたしの言葉で あたしの気持ちを伝えることが レンへの最大の感謝なのだと やっと気付くことができた
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