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「スズ」
サクヤがあたしを呼んだ
「もうレンとは決着ついたのか」
「・・・うん」
「そうか・・・」
サクヤは何故か安心したようにフッと笑みを零した
その笑みを見て、ハルはなんの事なのか分かっていないのでキョトンとしている
「なにスズ、レンと喧嘩でもした?」
「・・・するわけないじゃん」
「じゃあなに、決着ついたって」
「お子ちゃまハルくんは気にしなくていいんだよ」
わけが分からないハルをサクヤがからかった
「・・・あ?」
からかわれたハルは瞬時に不機嫌になり、サクヤに掴みかかろうと立ち上がる
「ハル」
あたしが低い声でハルを呼ぶと、ハルは舌打ちをしてまたソファに腰掛けるとサクヤを睨みつけた
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