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闇麒に奇襲をかける日を5日後に決め、その日の行動を話した後、鳳凰と青龍のチームを集め話し合ったことを伝えた。
みんな真剣な面持ちで聞いていた。
「・・・当日はこの作戦でいく。みんな、着いてきてくれる?」
あたしが話し終え、みんなの様子を伺うと・・・
「「「おーーーーー!!!!!」」」
一斉にみんなの声が響き渡った。
反対する者はおらず、みんなの闘志が現れる。
「・・・ただ」
あたしがまた話を始めると、一気に静まり返った。
「今から言うことは、あたしの願いでここにいる幹部達には言ってないことだけど・・・。闇麒は、鳳凰のみんなは分かると思うけど、本当にズルいヤツらで、何があるか分からない。もし、自分の身に何か起こりそうになったら、まずは自分の命最優先で守って欲しい」
そう言うと、リュウガやみんなの視線があたしに集中する。
「あたしは、みんな一人一人が大切だから、誰一人欠けて欲しくない。その気持ちだけは覚えておいてほしい」
その言葉の後のみんなの視線は優しげなものへと変化した。
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