∽第23章∽

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散々あたしをヘトヘトにさせたリュウガは、その後あたしを抱き上げベッドに行く あたしをベッドに押し倒すと、その上に跨り あたしを思いっきり抱いた リュウガの手があたしの身体を這う度に 自分の声を抑えることが出来ない リュウガは時折 苦しそうに顔を歪ませる 額に汗を浮かべ、あたしの反応を伺う あたしの声が一番甘くなる部分が分かると、そこを一気に攻め立てる 「やっ、あっ・・・」 静かな部屋に、あたしの声とリュウガの荒い息遣いだけが響く ・・・もう、限界 「リュウガっ!あっ、もうっムリっ」 あたしがそう言うと、リュウガは荒い息であたしの耳元で言う 「・・・まだだ」 「っ」 「・・・っ、スズ」 「・・・んっ」 リュウガに呼ばれ、リュウガを見ると 眉間に皺を寄せてリュウガはあたしを熱い目で見ていた 「スズ、俺だけを見ろ」 「・・・あっ」 「スズっ」 「・・・やぁ」 「愛してる」 その言葉を聞いて、あたしの下腹部がキュウッとなった あたしと繋がってるリュウガにそれが伝わったのか リュウガは短く声を漏らす 「・・・くっ」 「あっ」 「お前、ここで締め付けるなっ」 「・・・っ、そ、そんなっ、こと、ふっ、言わ、れてもっ」 リュウガの律動が激しくなる 「うっ、やぁ、もっ、むりっ」 そう言った瞬間、あたしの頭が真っ白になり 気を失ってしまった
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