∽第23章∽

11/11
前へ
/478ページ
次へ
朝からの情事の後、2回も抱かれてしまいヘトヘトになったあたしは恨めしそうにリュウガを睨む 「・・・どこにそんな体力があるの」 「わりい」 「・・・もう」 「スズが悪い」 「は?」 「お前があんな声出すから、俺も止まらなくなる」 「・・・あたしのせい?」 「あぁ」 リュウガはあたしのせいにして、自分が悪いとはこれっぽっちも思っていない 「・・・ふーん、じゃあ、声出さなければ終わってた、と?」 「・・・・・・あぁ」 「何その間は」 「・・・やっぱ、違うな。たぶん声抑えられたら余計興奮する」 「・・・はぁ」 どっちにしても止められないのね 「・・・もういいよ」 あたしは諦めてダルい身体を奮い立たせベッドから起き上がる 「シャワー浴びてこい」 「そうする」 汗で気持ち悪いから素直にシャワーを浴びることにした ただ、気だるさからなかなか思うように身体が動かない ゆっくりと浴室に向かう するといきなり後ろから抱き上げられる 「さっさと行かねえと、また抱くぞ」 「・・・っ、誰のせいだと思ってるの」 「・・・チッ」 リュウガは早足で浴室に向かい、あたしと一緒にシャワーを浴びた 「・・・チッ、一緒に入るんじゃなかった」 「え」 「そばにいると抱きたくなる」 「・・・ダメ」 「分かってる・・・キスだけさせろ」 そう言って、長いキスをあたしに浴びせた
/478ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1676人が本棚に入れています
本棚に追加