∽第24章∽

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「デート行くぞ」 「え」 「付き合ってから1度もデートしてねえからな」 そう言って身支度を済ませたリュウガはあたしの格好を見て一言 「・・・お前、スカートとか持ってねえのか」 「・・・似合わないし、バイク乗りにくい」 「買いに行くか」 「いや、いらない」 「行くぞ」 「え、ちょっ」 リュウガはあたしの手を引いて歩き始める リュウガの家を出て、バイクに乗りデパートへ向かう デパートに着くと、またあたしの手を引いて歩き始める リュウガは歩きながらお店を見ている 「ここ入るぞ」 おもむろにそう言うと、1つのお店に入った 明らかにあたしが1人では行かないようなお店 でも、嫌いじゃないデザインの洋服がディスプレイされている 大人びたデザインなので、子供っぽ過ぎず洗練された印象を与えていた 店内の洋服を見て、リュウガは時々あたしの腰元にスカートを当てていく リュウガの私服は大人の男性が着るようなデザインのもので、黒をメインで着ていた とてもセンスが良い 「リュウガ」 「ん?」 優しい声であたしの呼びかけに反応する 「あたし、リュウガがいつも買うお店に行ってみたい」 「・・・分かった」 あたしの申し出にリュウガは了承すると、同じデパートの違うフロアにあるお店に入った
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