∽第24章∽

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「ここだ」 そのお店にディスプレイされているのは、あたしの好みのデザインばかりで、ここならあたしに似合わないとか気にならないかもしれない 店内を見ていると、一番気になるデザインの洋服が目に止まった 「・・・これ」 「・・・それがいいのか」 「うん」 手に取ったものは、今のリュウガの洋服と似た女性ものだった スカートもセットになっている 「似合う」 あたしにそれを当ててリュウガはあたしの姿を上から下まで見るとそう言った 「ありがと」 「買うか」 「うん」 そのままレジに行ってお会計を済ます リュウガが財布を出そうとしていたけど、制止してあたしはさっさと払った 「俺が買うって言っただろ」 「買ってとも言ってないし、了承してない」 「・・・チッ」 リュウガは悔しそうに舌打ちした
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