∽第1章∽

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何が危ないのか疑問に思いつつ 理事長室の場所が分からなかったので素直に着いていくことにした 「キミ何年?」 男は前を向いたまま問いかけてきた 「2年」 「俺とタメじゃん」 タメだからなんだよ と思ったけれど口にはしなかった 「あ、俺タチバナ ユウマ」 なんか自己紹介された 「ふ~ん」 興味なかったので返事だけ返すと ユウマは歩きながらあたしの方に振り返った 「ふ~んって…キミは?」 呆れたように聞いてくる 「は?」 「だから名前!教えてよ」 「やだ…あたし興味ないし、あなたが勝手に自己紹介してきたんでしょ?」 冷めた目でユウマを見ると ユウマは一瞬驚いた顔をした
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