第1話

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義之side まぶたに染み込む朝日に視覚神経を刺激される。 音姫「おはよー弟くん、朝だよー」 由夢「兄さん、朝ですよ。起きてください」 甘い香りと甘い声。 微かにかかる吐息と柔らかな感触。 音姫「ほらぁ、起きないと大変だよー」 ん~なんだこの甘ったるい目覚ましは・・・・・・。 目覚ましを止めようと腕を伸ばす。 ふにゅ 音姫「あん」 なんだか妙に柔らかいスイッチに触れた。 なんだこの感触は? 由夢「もう、兄さん。寝ぼけてないでちゃんと起きてよ~」 ぐにゅっと頬をつねられる。 痛くはない。 痛くはないが、徐々に意識がはっきりしてくる。 義之「ん、んん~」 ゆっくりと目を開ける。
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