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すると、何故か音姉と由夢が間近で顔を覗き込んでいた。
義之「・・・・・・なに、してるんだ?」
音姫「なにしてるって・・・・・・ねぇ?」
由夢「うん。先に目が覚めたから、兄さんの寝顔を見つめてたんだ」
音姫「そうだよ。弟くんの寝顔ってかわいいよね」
姉妹揃っての見事なコンビネーション。
絶妙の笑顔と、男心をくすぐる台詞に思わず頬が緩みそうになる。
義之「って、そうじゃなくて・・・・・・や、それでもいいだけど、どうしてふたりがここで寝てるんだって?」
由夢「どうしてって。いつも一緒に寝てるじゃない?」
音姫「そーだよ、もう弟くんのボケボケさん」
そう言って、つんつんと俺の頬を突ついてくる。
由夢「あー、お姉ちゃんばっかりずるい」
負けじと由夢も反対側の頬を突ついてくる。
つんつんと柔らかな指先に左右の頬を突つかれる。
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