◇絶望の扉◇

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「母さん…?」 「…………。 陽來…おかえり…」 そう応えた母さんの手には 薄い布がかけられていて 隙間から見える 銀色の物質が光って見えた 瞳にはうっすら涙を浮かべ 申し訳なさげに下向き加減の顔で 俺とは目線を合わさない…
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