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「息子さんかな?」
「……………
……………はい」
「学校帰りなんだね、言いにくいんだが…
お母さんを少し借りてもいいかな?」
「……………
……………はい…」
「じゃあ行こうか…」
私服の警官は俺にそう告げると
母親を先頭に停まっていた、覆面パトカ-の後部座席に乗せて
車を走らせた…
その光景は
まさに、テレビで見る
刑事ドラマのクライマックス…
犯人が捕まるシーンと
なんら変わりはなかった
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