◇絶望の扉◇

13/14
前へ
/214ページ
次へ
「息子さんかな?」 「…………… ……………はい」 「学校帰りなんだね、言いにくいんだが… お母さんを少し借りてもいいかな?」 「…………… ……………はい…」 「じゃあ行こうか…」 私服の警官は俺にそう告げると 母親を先頭に停まっていた、覆面パトカ-の後部座席に乗せて 車を走らせた… その光景は まさに、テレビで見る 刑事ドラマのクライマックス… 犯人が捕まるシーンと なんら変わりはなかった
/214ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加