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なんか呆然としているオクラさんを見れば小さくぶつぶつ呟いている
というかいい加減降ろしてほしい…
｢…では何のためにこの屋敷に忍び込んだ｣
忍び込んでないｨｨｨｨ
断じて忍び込んでないからね私!!
｢…忍び込んでないです
気がついたらあなたに抱っこされてたんです
それと、降ろしてくれませんかね？｣
そう言うとようやく気づいたのか慌てた表情になった
｢我が好きで抱き上げていると思うか!｣
ドサッ
ばっきゃろー
普通か弱い女子を落とすかｧｧｧ
痛いよー
お尻痛いよー
エスか？
オクラさんはドＳなのか？
そうなのかオクラさん!!
｢黙れ女｣
｢あれ、今私声に出してました？
うっわ恥ずかし!｣
私は一人で顔を押さえてゴロゴロと転がった
｢な、何をしている貴様!
気が狂ったか｣
あ～オクラさんが慌ててる～
なんか珍しいのかな？
周りの兵士さんが…
…兵士さん？
ちょ、武器持ってる!
武器もってるよｫｫｫ
急いで立ち上がればオクラさんの背に隠れる
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