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「っ…、…………!!」
胸のあたりを掠める妙な感覚に目が覚めると、凪寿(ナギヒサ)の目は一気に覚醒した。
「…っ、…ンのぉ…! 暁寿ッ!!」
視線を胸元に向けると、案の定というか何というか、当たり前のように胸を舐めてくる暁寿(アキヒサ)が視界に入った。
「……んだよ、もう起きたのかオニーチャン」
チッと舌打ちをした暁寿は口元に笑みを刻んで、ジタバタと暴れる兄を上から抱きしめた。
暁寿 「相変わらず朝はよえーなぁ。 シャツ脱がしても起きねーんだもん」
凪寿 「なっ……!? 脱がさないでよ変態……!!」
(……イヤ、本当は脱がしてないけど)
朝、兄を起こしに行ったら、もうすでに脱げていたのが事実だが。
まぁ、いいや。
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