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少年は玄関へ、神無は皿を取りにキッチンへと向かった。
キッチンとリビングはほぼ一体。
リビングに玄関が繋がっている訳だが決して狭い間取りではない。
むしろ少年と神無だけでは広すぎる位だ。
さて、玄関に手を掛け、外に向かって押す少年。
その開いた玄関の先、目に入ったのは金髪の少女2人。
肩までの髪にいかにも魔法使いですといった尖り帽子を被って、黒い洋服を着ているのが神無が魔理沙姉と呼んだ、霧雨魔理沙。
魔理沙より髪が少し短く、白いフリルのついた赤いカチューシャをつけた青いワンピースを着た少女が神無がアリスと呼んだアリス・マーガトロイドだ。
そんな2人のうち魔理沙がにかっと笑って口を開いた。
「よう神夜! またお邪魔するぜ!」
「毎日来てんじゃねえか、まあ良いや、飯出来てるから上がってくれ」
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