魔法の森の精霊使い

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「で? 実際どうよ? 2人揃ってどっか行くんじゃないのか?」 昼食を食べ終わり、食後の紅茶を啜りながら神夜が魔理沙達に聞いた。 それに答えたのは魔理沙だ。 白い歯を見せてニヤリと笑う魔理沙。 「紅魔館で魔法使いだけでお茶会するんだ」 「本の窃盗も込みだろ、魔理沙の場合」 そう言って神夜は笑うと魔理沙「私は死ぬまで借りてるだけだぜ」と、返して笑った。 「神夜も一緒に行く? アンタも魔法使いの端くれなんだし」 そう言ったのはアリスだった。 そのアリスの言葉を神夜は快諾した。 「確かにアソコの蔵書量は桁外れだからなぁ、吸血鬼の住む館に行くのは正直怖いけど、まぁ魔理沙とアリスが居る訳だし。付いて行かせて貰うか」 「よし、そうと決まれば早速行こうぜ」 立ち上がる魔法使い三人と使い魔一匹。 神無はその姿を黒猫に変えると、神夜の頭に乗っかった。 その様子を見ていた魔理沙が不意に「私も可愛い使い魔欲しいなぁ」と、呟いた。 「あのツチノコはどうしたよ? まだ飼ってるんだろ?」 「あの子は流石に頭には乗せられないぜ」
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