ペンと剣

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実は私はァリサが居なくなって二年半程した頃、歌舞伎町から離れた。 そして夜の世界から足を洗い、新しい世界へと進出したんだ。 走り続けて二年が経ち、久しぶりに友人のカノンと西麻布のBARで語っていた。 「うちらも大人になったよなー。 色々あったけどさ、なんかあの時は若かったよね。 久しぶりに振り返りキャンペーンでもするべ!!」 相変わらずカノンは酒が強くて、なかなか酔わない。 でも、こんな風に今でも酒を飲めるなんて、最高だなんて思ったりもした。
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