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「「「「「誕生日、おめでと~~~~~う!!!」」」」」
パン、パパン!!
周囲から贈られる祝福の言葉と共に、クラッカーの破裂音が響く。
「いや、実にめでたい!! 今年もこうして愛する息子の生誕を家族全員で祝う事が出来る!! これ以上の幸福が何処にあろうか!! いや、無い!!」
満面の笑みで僕を抱きしめる父上。
パコン!!
「貴方はセリオを抱き潰すつもりですか? 少しは手加減をして下さいとあれだけ――」
銀製トレイで父上をひっぱたき、僕を介抱しながら父上に説教する母上。
「おにぃ、だいじょうぶ?」
酸欠気味で喘ぐ僕の背中をさすりながら、心配そうに僕の顔を覗き込む十ヶ月違いの実の妹。
「う、うん、大丈夫」
妹の頭を優しく撫でながら、僕――セリオ・ザ・トリガーハートは妹の問いにそう返した。
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