プロローグ……のプロローグ

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《疑うのなら、証拠をお見せしましょう。 私の言う通りに唱えて下さい》 エクリプスに促され、僕はエクリプスに続いて詠唱する。 「――我、使命を受けし者なり」 「契約のもと、その力を解き放て」 「風は空に、星は天に」 「そして、不屈の心はこの胸に」 「この手に魔法を」 そして、最後の一文を唱えたその時。 「――<レイジングハート>、セットアップ!」 ――僕の身体を中心に、眩いばかりの光が部屋中に満ち溢れた。 ◆ 《――スター。 マスター、大丈夫ですか?》 「……ん……」 エクリプスの呼び掛けに、一瞬飛んでいた意識が戻ってくる。 そして、今の光の正体を問い詰めるべく右手に握り締めたエクリプスに視線を向け―― 《どうしました? 私の機体に何かおかしな点でも?》
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