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しかし、光はミラージュボールによってすべて弾かれる。
「ミラージュボールがある限り、夜先輩の攻撃は通りません。光はすべて反射します。」
撫子はそういうとコウの方へ行き、なにかを耳打ちした。
「会場の皆さん。まもなくクライマックスです!!結界プログラム起動。レベルをⅢからⅤに移行。形質変化及び防音を付与。」
コウは再び、演習場と自分に張っている結界を変化させる。
「知ってますか? 人魚の最大の武器を・・・・ 【深遠歌】」
撫子は美しい声で歌い始める。
しかし、その声は夜にしか聞こえない。
しばらくすると光が1つに集まり、夜は人間の姿に戻る。
「僕の負けだ・・・」
夜はそのままふらつき深い眠りに落ちた。
ブーブーブーブー
同時に大きなブザー音が鳴り響く。
その音も撫子にしか聞こえない。
撫子はコウにアイコンタクトを送る。
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