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「逆にへこんじまったぞ。何かもう海老みたいだぞ」
「な…なんで!?」
永倉がツッコむが、天然の藤堂には勝太のへこむ理由が見つからない。
「気にするな平助。悪いのは全部このガキだよ」
「いだっ」
永倉は藤堂の隣を歩く和音の頭を小突いた。
「何で?本当のこと言っただ「あー和音嬢!温泉に着いたぞー!」
尚も言い募る和音の口を後ろから井上が抑える。
これ以上勝太を傷付けると再生不可能になるからだ。
「そ、そうだね源さん!いい汗を流そうじゃないか!」
山南も加わってフォローしながら、一行は暖簾をくぐった。
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