入門

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「ごめんなさい、総ちゃん!」 「……っ、これからは気をつけるんですよ」 「はい!」 沖田はいつもこの笑顔にやられてばかりだ。 素直すぎるため、怒る気も失せるのだ。 「和音は悪い女だな」 「ちゃんとごめんなさいしたよ?」 「そうじゃなくて」 首を傾げる和音。 説明が面倒になった土方は和音の肩にお湯をかけて誤魔化した。 「歳兄、あっち楽しそうだよ」 「ん?向こう行くのか?」 和音は土方の腕を抜けてばた足で、賑わいでいる井上や山南の元へ行く。 「サンナンさーん」
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