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目まぐるしい速さで変わる時勢に新選組は取り残されるような、そんな予感がするのだ。
いつも明るい沖田だが人知れず色々考えていたらしい。
それは和音も薄々感じていたことだが、しかし。
「今の新選組が正しいのか間違ってるかなんてわからないよ。でも私は近藤さんに着いてく」
「和ちゃん…」
江戸を発つ前に決めたのだ。一生、近藤に着いて行くと。
「そう…そうですよね!」
沖田がこの世で一番尊敬しているのは近藤だ。それに着いて行く他に、考えられる道などない。
近藤への思いの深さを再認識した沖田は晴れやかな笑顔を見せた。
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