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「大和ぉっ!会いたかった……」
「っな、紗由……!?」
―――登校中のことだった。
大和さんの後ろを、遠慮がちに歩く私。
そんな私を振り返り、大和さんは悪戯に笑う。
差し出された大きな手に、戸惑いつつも手を伸ばした
……その瞬間。
小柄な何かが、大和さんに突進。
なんとか踏みとどまった大和さんの胸には、
「や・ま・とっ」
フランス人形よろしく、
場違いなドレスを着た女の子が居た。
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